架電業務を2倍に!Amazon Connect「オートコール」機能の全貌

コンタクトセンターの業務は、お客様からの電話を受ける「インバウンド」だけではありません。アンケート調査、契約内容の確認、新サービスの案内など、お客様に電話をかける「アウトバウンド(架電)」業務も多く存在します。
しかし、この架電業務は「リストに沿って電話をかけるが、不在で繋がらない」「繋がるまでの呼び出し時間を待っている」といった非効率な時間が大半を占めます。
弊社のお客様の事例では、この課題にAmazon Connectの「オートコール(自動発信)」機能を活用することで、1日の架電数を2倍に、オペレーター1人あたり1日4時間の作業時間削減という驚異的な成果を上げています。
この記事では、オペレーターの生産性を劇的に向上させる「オートコール」機能の仕組みと効果について紹介します。


オートコールとは? 3つのステップ

オートコールとは、システムがリストに基づいて自動で発信し、お客様が応答した場合のみ、待機しているオペレーターに接続する仕組みです。

 【ステップ1】 架電リストの作成

まず、SalesforceなどのCRMから「今月契約が更新されるお客様」「新キャンペーンの対象となるお客様」といった条件で架電対象の顧客リストを作成します。

 【ステップ2】 システムによる自動発信

Amazon Connectが、そのリストの電話番号に自動で一斉発信(マルチコール)を行います。
この時、人間のオペレーターはまだ待機しています。

 【ステップ3】 応答した通話のみオペレーターへ接続

発信先のお客様が電話に出た(=成立した)通話のみを、ステータスが「受電可能」になっているオペレーターに即座に接続します。

オートコールがもたらす絶大な効果

この仕組みにより、オペレーターは最も非効率な2つの作業から解放されます。

 1. 「電話番号の手入力」からの解放

手動での番号入力がなくなるため、誤発信のリスクや心理的負担を軽減できます。

 2. 「呼び出し中の待ち時間」からの解放

お客様が応答するまでの呼び出し時間を待つ必要が一切なくなり、オペレーターは「繋がったお客様との対話」という本来の業務だけに集中できます。

アイフル様の事例が示すように、オペレーターは1日の大半を「待機時間」に費やしています。オートコールは、その無駄な時間を生産的な「対話時間」に変える、アウトバウンド業務の切り札なのです。


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アウトバウンドだけでなく、インバウンド(受電)業務の効率化についてもお知りになりたいですか?
→ 続きを読む: 『AIはオペレーターの業務をどう変えるか? 〜「会話の自動要約」と「回答支援」〜』

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オートコールを導入し、劇的な成果を上げたアイフル株式会社様の詳細な取り組みをご紹介します。
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